My bobbles
シャボン玉はいつの時代も手軽に遊べて何歳でも楽しいおもちゃです。
小児歯科の中には、ご褒美にシールやカプセルトイを渡すのではなく、水笛や風船、シャボン玉など口を使うおもちゃを意識して選ばせてくれる歯医者さんがいます。
「吹く」という動作を通して意識的に口周りの筋肉を使うことになるのですが、それは発声を促す(息のコントロールをする)時にとても重要な役目を果たしているのです。
幼稚園の担任をして何年目か、コロナの後でもあり、小中学校ではタブレットが導入され、子どもたちもテレビよりYoutubeを見るようになっていました。
例年のようにたらいいっぱいにシャボン液を作り、私のクラスの子どもたちと遊びました。そばでじっと見ている子どもたちがいたので他のクラスの子どもたちも遊べるように置き、「やってみる?」と声をかけると皆うれしそうにシャボン玉を繰り返し作ります。
しかし!その中で「ううん、いい、Youtubeで見たことあるから」と断った子がいました。
これはまずい。と危機感を覚えました。
見ただけで体験なのか?YouTubeからは何度も失敗を繰り返したこと、やっと成功したことなど分からず切り取った場面や情報です。どんな大きさのどんな道具が必要?天気は?片付けは大変?重たい?ベタベタする?
いいの?
YouTubeで見たからいいって?
幼児期の体験の重要さに気づいて〜!!
My big bubbles
計量してシャボン液を作り、絵を描いたり布を貼ったりしてオリジナルの持ち手を作ります。
誰もが憧れる大きなシャボン玉が作れるキットです。
My bubble wand
こちらは シャボン玉の吹き口を作るキット。
10の単位になっているので、数を数えながら通していくことができますし、好きなビーズを選んで、お子さんなりの順番を(ママはよくご存知だと思います。子どもには子どもなりの順番があるんです〜)銅線に通します。2歳以上。
このひも通しはどんな効果があるのかな?
1、目で把握している位置と手の位置を調整する力が身につく。
例えば大工さんが釘を打つ時やノミで削る時に使う力、針に糸を通してボタンをつけるときも使う力。
2、集中力が身につく。
3、脳が活性化して、指先や手首をが器用に使えるようになる。将来的にはボタンかけや字を書くことが上手になります。
保育園は制服がないのに対して、幼稚園は制服があります。しかもボタンやチャックのある服。幼稚園教諭をしていた時に保護者から「着るのに時間がかかって面倒だし、動きにくいのでTシャツタイプにならないのですか?」と言われたことがあります。あれは脳の活性化を促す指先の訓練を兼ねています。
なぜ銅を使うの?
Waldorf education(日本ではシュタイナー教育)ではオイリュトミーの授業や銅をハンマーでたたいてお椀やベルを作る授業などで使われます。
銅は熱を伝えやすい金属で、最初は冷たくひんやりとした感覚ですが、次第に手の温もりで温まる熱感覚を体験します。
冷え性の方には塗る銅の軟膏もありますし、銅のボールをしばらく持つとじわっと温まってくるのを助けてくれる効果があります。
銅のアクセサリーがあるのは、銅には免疫系の調節、炎症の軽減、血液循環などの治癒性に由来するから。
インドでは銅製のコップがよく見られるのですが、銅は水を浄化する作用があり、一晩汲みおいた水でうがいすると口内炎や腸内環境の改善に効果があるのだそうです。
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