世界のどこでも子は育つ〜5カ国×5人×元教員ママの子育て記録〜幼稚園ママ②

後編:幼稚園×フルタイムは両立できるのか

基礎知識④:幼稚園にも「預かり保育」がある

「フルタイムで働くなら保育園一択」と思っていませんか?実は幼稚園にも、朝や降園後に子どもを預かってくれる預かり保育という制度があります。保育園ほど知られていませんが、これを使えばフルタイムでも幼稚園という選択肢は十分ありです。

4番目が幼稚園に入る頃、私はフルタイムで働くことを決めました。保育園はどうしても見つからない。でも教育としては、幼稚園でしっかり学ばせたい。そう思ったからです。

基礎知識⑤:園選びで本当にチェックすべきこと

ここで注意点があります。上の子3人を通わせた幼稚園は、子どもファーストすぎて預かり保育をやっていませんでした。だから働くことを見据えるなら、別の園を選ぶ必要がありました。

働く予定があるなら、ここは細かくチェックすべきところです。預かり保育といっても、時間は園によってまちまち。早朝保育があるのか、何時からか、降園後は何時まで預かってくれるのか(5時までか6時までか)。そして、どんな用事でも預けられるのか、それとも「働いている家庭だけ」という条件があるのか。ここを見落とすと、入園してから「フルタイムでは無理だった」となりかねません。

うちは朝8時からの早朝保育と、降園後の預かりを利用しました。それでも、8時からの預かりではフルタイムで働くにはギリギリ間に合いません。だから職場にも朝の時間を融通してもらいました。

幼稚園の丁寧な教育と、フルタイムの両立

私としては、幼稚園の丁寧でしっかりした教育を受けさせながらフルタイムで働けるというのは、とてもいい条件でした。

ただ、専業主婦として幼稚園ママを経験しているからこそ、違いもよくわかります。一番楽しいはずの「ママとの関わり」ができない。子どもたちの名前と顔、ママたちの顔も覚えられない。親参加の行事も、全部には出られませんでした。

私自身、当時は担任をしていたのですが、勤務先の園長が「親の役割だから」と、行事や保護者会にはよく行かせてくれました。周りのママたちもいい人たちで、一緒に遊ばせてくれたり、私が参加できないときは写真を撮って様子を教えてくれたり。それでも、幼稚園の良さの一部を損したな、という実感はあります。

預かり保育の現実

放課後に幼稚園でサッカーを習わせるなど、単調になりがちな預かり保育を工夫しました。

幼稚園には、保育園と違ってお昼寝の時間がありません。だから迎えに行くと、うちの子は大抵寝ていました。保育園のお迎え18時は「早い」と言われますが、幼稚園の18時はほとんど誰も残っていません。17時過ぎまで利用してる子は5人もいなくて、正直、可哀想に感じることもありました。朝の預かりの先生、降園後の預かりの先生としか会わない生活。卒園のときは、感謝の気持ちでいっぱいでした。

やはり平日の移動動物園や保育参加など、年間10回くらいは有給を使わないといけなかったように思います。

地味にめんどくさかったこと

園にもよりますが、私が利用していた園は、月曜日は散歩に行くからお弁当はおにぎりのみ、誕生日はみんなでカレーを食べるから白ご飯のみ、年長になれば希望者は火・木だけ給食。これが本当に、働くママにはめんどくさかった。変化がないことが、一番助かるんです。

それでも

温かいママたちと、愛情たっぷりの先生たちに可愛がってもらって、楽しい幼稚園生活を送ることができました。

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