3月から、ワールドベースボールクラシック(World Baseball Classic:WBC)が開幕します。
1次ラウンドの第3試合で日本代表と対戦するチェコ代表は強いのでしょうか?
チェコは、1次ラウンドでは日本と同じプールBに入り、3月11日に対戦します。
世界ランキングはどのくらいか?調べてみました。
チェコは、WBC初出場です。
世界ランキングも14位。(日本は1位です!)
日本が負けることはまずないでしょう。
野球のチェコ代表は強いのか?
ヨーロッパでの予選を勝ち抜きWBCに出場するくらいですからチェコ代表もかなり強いのでは?
と思いますよね。
過去の世界大会の成績などを調べてみました。
過去の世界大会の結果は?
最近では、2019年と2021年にヨーロッパ大会で5位となっています。
その他は、目立った成績はありません。
European Baseball Championship 2019:5位
European Baseball Championship 2021:5位
チェコ代表は、WBC初出場
WBC は、初出場です。
2022年9月にドイツにて行われた予選を全体2位で通過し、本大会の出場を決めました。
MLB公式サイトの動画でチェコがWBC出場を決定するドキュメンタリーが掲載されています。
(英語字幕です。)
「小さな国の大きな夢」という副題がついています。
チェコは、人口1,051万人。東京の人口(1,404万人)より少ないです。
野球人口は、7,000人です。
どうやって予選を勝ち抜いたの?
ヨーロッパ地域の予選は、フランス、スペイン、ドイツ、チェコの4チームの対戦で、ダブル・エリミネーション方式(*)で行われました。
*全出場者が、2度目に負けるまで優勝のチャンスがある敗者復活戦のある試合形式。 決勝戦は一度も負けていないチームと敗者復活戦から勝ち上がったチームの対戦となる。
初戦は、スペインに21対7とコールドで敗れたものの、その後、敗者復活でフランス、ドイツを下しました。
決勝は、WBC出場をかけて、再度スペインとの戦いとなり、3対1で勝利し、見事、初出場を果たしました。
9月17日 チェコ 対 スペイン(7−21)
9月18日 チェコ 対 フランス(7−1)
9月20日 チェコ 対 ドイツ (8−4)
9月21日 チェコ 対 スペイン(3−1)
野球チェコ代表の有名な選手は?
大リーグのアスレチックスなどで通算815試合に出場、551安打を放っているエリク・ソガード内野手(36)が唯一のメジャー経験者です。
その他の選手は、国内リーグ中心で構成されています。
チャコには、Extraligaという国内リーグがあります。
8チームで構成されていて、4月から9月半ばまで試合が行われます。
Extraligaのサイトはこちらです。
エース格として期待されていたボリス・ヴェチェルカ投手ですが、離脱することになったと発表がありました。
ヴェチェルカ投手は、このオフ、ダイヤモンドバックスとマイナー契約を締結。今回出場できないのは、ダイヤモンドバックスの許可が得られなかったためだそうです。
その他は、ヤン・ノバーク投手やマルティン・チェルベンカ捕手がオリオールズのマイナーに在籍したことがあります。
代表チームで長年エースと遊撃手を務めている二刀流のマーティン・シュナイダー選手も選出されています。なんと、普段は消防士をしているそうです。
選手の中には、学校の先生、神経科医もいるそうです。
野球のチェコ代表の世界ランキングは?
野球の世界ランキングは、世界野球ソフトボール連盟世界ランキング(WBSC World Ranking)があります。
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)により発表される野球、ソフトボールなどの代表チームのランキングです。
WBC やプレミア12、U-23、U-18などの成績が反映されて決定します。
最新のランキングは、2022年の12月に更新されています。
チェコ代表の世界ランキングは?
14位です。
世界ランキングは、以下のサイトで公表されています。
過去10年間で、25位から15位程度に上昇しています。
日本代表の世界ランキングは?
1位です。
2014年から長いこと第一位を維持しています。
上位10位は以下のとおりです。
順位 | チーム | ポイント |
---|---|---|
1 | 日本 | 4179 |
2 | チャイニーズ・タイペイ | 3819 |
3 | アメリカ | 3449 |
4 | 韓国 | 3428 |
5 | メキシコ | 3273 |
6 | ベネズエラ | 2723 |
7 | オランダ | 2468 |
8 | キューバ | 2246 |
9 | ドミニカ共和国 | 1894 |
10 | オーストラリア | 1889 |
日本が第一ラウンドで対戦するチームは、中国30位、韓国4位、オーストラリア10位です。
実力どおりいけば、日本は第二ラウンドに出場できます。
まとめ
チャコ代表は、それほど強くなく、世界ランキングも14位です。
大リーグ経験者も一人のみです。
日本は世界ランキング1位、現役メジャーリーガーでチームを牽引する選手もおり、まず負けることはないでしょう。
日本代表の活躍を期待しています!